たぶん機械研究部

趣味や機械工学関係をダラダラと…

高専に入学してから半年経って思うこと

 今年の4月、私はとある高等専門学校に入学し、現在そこで学校ライフを送っています。それから5ヶ月ちょいくらい経ったので、

高専に入学してから半年間経って思うこと

について、書こうかなと思います。

 

※一高専生としての主観的な意見を多く含みます。学校や学科、学年によって環境は大きく変わるので、参考程度にご覧下さい

 

 

高専入学前のイメージ

 私が高専に入学する前のイメージは、おおむねこのような感じでした。

 

  • 同じ車好きの人がクラスに沢山いるんだろうな
  • 機械関係の部活動で活動できるだろうな
  • 自由な校風で楽しい毎日が送れるんだろうな

 

 私が合格した学科は機械工学科でした。なので、自動車好きな友達と、毎日楽しくモータースポーツやスポーツカーの会話をしたり機械がいじれる部活で活動したりできるかな~ と想像を膨らませていました。中学校の頃は自動車好きが学年に全くいませんでしたからね() クラスでそのようなことで盛り上がれるなんて、夢のまた夢でした。

 そして、知っている方もいるかもしれませんが、高専は校則が結構緩いです。オープンキャンパスに行ったときは、かなり自由で楽しく学べる環境という印象をうけたので、そのときにいた先輩のように楽しく過ごせるかな、と楽しみにしていました。

 

高専入学後のイメージ

 さて、そのようなイメージを持ち、実際にクラスメイトと出会い、授業を受けたり部活動に所属したりしました。そうして入学した後のイメージがこのような感じでした。

 

  • 全然自動車好きいないじゃん。鉄道好きな人は結構多いけど自動車好きな人少ないな~
  • 部活動でエンジンを実際に触ったりシャシーの設計をしたりできる!!すげぇ
  • 思っていた何倍も自由だな。ホームルームも全然ないし、購買、自販機、図書館、自習室もかなり自由に使える

 

 まず、自動車好きが全然いない、という点ですが、これは学年や学校によると思います。先輩の中には、自動車が好きな人がいましたし、たまたま私と同じクラスの人で自動車に興味があって入学した人が少ないだけという可能性が高いです。ですが、F1の話とかし放題じゃんと期待してただけに、ここはかなり残念でした()

 一方、部活動と校風の自由さは、自分が入学前に想像していたよりもはるかに上をいくものでした。部活動は、野球部やサッカー部などの一般的な高校にあるものから、機械や電子機器、プログラミングに関連した専門的なものまで、様々な種類があります。何よりも、毎年のように新しい部活動やプロジェクトが発足しているのが驚きでした。

 また、校風が本当に自由です。

 

  • ホームルームが週一のみ
  • 授業外の時間に飲み物や食べ物が自由に購買で買える
  • 学習スペースで会議や講習会を自由に行える

 

といった点が全く予想外でした。更に、服装も上級生になると基本的に自由で、髪を染めたりピアスを空けたり、高校というより大学に近いイメージでした() その自由さは、『高専祭』と呼ばれる高専の文化祭や、スポーツ大会に参加すれば分かります。めちゃくちゃ楽しいですよ!

 

現時点で思う高専の良い点・注意すべき点

 そんな感じのイメージを持っていますが、まとめとして、ここで現時点で私自身が思う高専の良い点と、実際に生活する際に注意すべき点を、それぞれ3つ挙げたいと思います。

 

良い点
  • 自由な環境で、自分のやりたい活動・勉強方法がし放題
  • 先生がほとんど博士課程を出ている教授で、何千万円もする機械が何個もおいてある等、学べる環境が贅沢
  • クラスメイト、部活動メンバーの仲がものすごく良い。男女の垣根を超えて楽しく過ごすことができる

 

注意すべき点
  • 自由であるあまり、自分で積極的に行動していかないと置いていかれる
  • 何をするにも自己責任。先生は最低限の注意しかしてくれない
  • 課題の量はやはり多め。今のところ地獄とまではいかないけど普通に疲れる

 

 まず、良い点から。高専の良いところは、高校と違って自由度・専門性が桁違いに高い、ということに尽きるかなと思います。特に部活動やプロジェクトでは、他の高専の学生さんとのコラボレーションもできます。
 また、クラスや部活動の人たちとの繋がりが強く、男女間の仲が非常に良い印象を受けています。互いに助け合いながら、定期考査や行事を楽しんでいる感じです。

 そして、逆に注意すべき点です。高専は確かに自由ですが、それ故に、

 

  • 学生一人一人に自立していること
  • 責任を持った行動をとること

 

を学校側は求めてきます。学生課やプロジェクトのメンバーからの連絡はTeamsで各自確認、連絡について知らないのはその人が見てないのが悪いよ、というスタンスには結構驚きました。
 更に、課題の量も、かなり世間で言われている通り多めです。参考として私の学年の前期の教科の一週間の課題をざっと上げると、

 

  • 情報 調べ学習 pptスライド1つ
  • 製図 プリント
  • 機械工作実習 レポート
  • 国語&英語 次回単元の予習
  • 英単語 80~100単語(テストあり)
  • 数学 演習プリント
  • その他 先生が必要な際授業ごとに出される

 

といった感じ。地獄という程ではありませんが、普通に疲れますね(特にレポートとpptスライド)。でもこれは1年生の前期という一番最初の学年・学期の課題なので、どんどん増えていくだろうと予想しています()

 

 いかがでしたか?あなたの、高専という学校の生活のイメージ(といっても入学して間もない1年生のものですが...)に、少しでも驚きや変化があれば幸いです。それではまた~